ブックカバーエキシビジョン「BOOK at ME 2012」のための出展作品。
デザイナーやアートディレクター、コピーライター、カメラマン、イラストレーターなど、
九州のクリエイター総勢100名が、オリジナルの文庫カバーを出展・無料配布しました。

会期：2012年10月26日(金)〜11月4日(日)
会場：天神IMS  B2Fオープンスペース

ご協力いただいている新潮社さんの新潮文庫の中から1冊を選び、それに合わせてブックカバーを制作する、というのがコンセプトです。

僕が選んだ一冊は瀬尾まいこさんの「天国はまだ遠く」
仕事も人間関係もうまくいかない主人公が、辿り着いた山奥の民宿で睡眠薬自殺を図るも失敗。
民宿の田村さんの優しさに癒され、村人や大自然に囲まれた生活の中で見えてきた自分の居場所とは？

森を作る個性豊かな植物たち。
まっすぐに生えている木、斜めに伸びている木、崖の上に立つ木、同じ物はひとつもない。
それぞれ自分の場所で、自分の生き方をしている。人も同じ。
自分の場所を見つけて根をはれば、ちょっとやそっとの雨や風ではびくともしない。
いろいろな生き方を森の植物たちで表現してみました。

Book at ME 2012で来場者による投票と参加クリエイターによる投票が行われ、
なんとどちらも1位に選んでいただきました。
3回目の参加ですが、今回のブックカバーが一番納得のいくものが出来たと思っていたので、
そのイラストが沢山の人から支持していただけたということが本当にうれしかったです。