先日、梅雨とは思えないくらい天気が良かったので、自転車に乗って出かけました。
どこに行こうと決めていたわけじゃないんですが、気がつくと昔住んでいた名島に足が向いていました。

名島で暮らしたのは小学3年生から高校までの10年間。
昔通った小学校の前に20数年ぶりに立つと、小学生だったころから、すっかり大人になった現在までの記憶がわっと溢れてきて、突然涙が出そうになってしまい、自分でもびっくりしてしまいました。それまですっかり忘れていたのに、その場に立つと細かい地理もどんどん思い出して、あの先の角もこの先の上り坂もちゃんと覚えていました。

町の様子はずいぶん変わりましたが、中学の時に入り浸っていたゲーセンはボロボロになりながらも残ってくれていたし、夏休みに毎日通った市民プールもまだ健在でした。昔住んでた家はもう無くなっていましたが、すぐ前を流れる多々良川は、川岸が整備され遊歩道が作られ、近隣の人々の憩いの場に様変わりしていました。

昔はよく釣りをしたり蟹を捕まえたりして遊んだものですが、あまり綺麗とはいえない川だったので、すっかり見違えました。
あんまり気持ちがいいので、川岸に腰をおろして30分くらいぼーっと川を眺めて「近くに住んでたら、ランチは弁当を持って毎日ここに通うんだろうなあ」とまた名島に住んでみるのも悪くないと思った久しぶりの名島散歩でした。